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PART−1 【超】天然SIDE
天然に勝るもの無し・・・高木三四郎:談

いよいよ運命の審判が下される6月7日、開場前のバトルスフィア。
ポツポツと、まばらながらに観客が集まって来る・・・寂しい光景や。
一部の関係者や、コア(過ぎる)マニア達には注目されるものの・・・
哀しいかな一般ウケせず観客動員に繋がらないのが頭痛の種か。
記念すべきFUCK!第1回興行・・・壮絶な自爆まであと数時間?

開場前にスパーリングで汗を流す加藤拳(SGP)と吹本賢児(J2K)
初手合わせながらも見応えのある攻防に、しばし目を止めて見入る。
エプロンでは入念にストレッチするキラースとマイティの姿も見える。
来るやの来ないやのとヤキモキさせられたが上京して来たマイティ。
栗栖ジムで同じ釜の飯を喰った泉州力・吹本との再会に涙を流した。
マイティに再会を内密にしていたのはキラースの粋な計らいである?
(つーか大会の内容も把握せずに、やって来るのも凄い事やけどね)
これでツカミはOK?【超】天然系の真髄を見せてくれるに違いない。

全選手が引き上げた後、遠慮がちに練習を始めるキラースとマイティ。
一応・・・多分・・・ロープワークをしているつもりやと・・・思うんやけど?
どう贔屓目に見ても、ロープに遊ばれてるようにしか思われへんよ・・・
まあアンタはそれでええから・・・泣かされんように遊んで貰うときや!
もう東京で、新しいお友達が出来たんでちゅか? 良かったでちゅね。
奈良に帰ったら、ママに報告しなけりゃいけないね・・・マイティちゃん!

もう一人の天然系の雄ロビンちゃんは差し入れを貰って恵比須顔。
深々とお腹・・・いや、頭を下げて、人当たりの良さをアピールする。
「インディのお仕事が取材に来たのも・・・黒田が出てくれたのも・・・
こうして女性ファンから差し入れを貰えるのも、僕のお陰だよね!」
あぼーん! あぼーん! あぼーん! あぼーん! あぼーん!
「危険です!危険です!勘違いするから餌を与えないで下さい!」
キラース、マイティ、ロビン・・・・境界線の向こう側の住人達である。

10分押しで開場、ぞくぞくと観客が・・・やって来たらええのになぁ?
もしも〜し!今日、ここでプロレス興行があるのを知ってますかぁ!
水上&角屋のビデオも羽根が生えたような売上・・・やったかなぁ?
もしも〜し!今日、売店でビデオを販売してるのを知ってますかぁ!
なんや?ミンナ知らんかったんかいや・・・ほなら、しゃーないなぁ?
「おおっ、凄えっ!」知ってたのは死神ただ一人やったみたいやね。

予告通り坂井を帯同して現われた三四郎・・・何を期待してんねん?
三四郎に挨拶する加藤拳・・・一応、人並みに挨拶は出来るようや?
まだ境界線のこちら側の住人である事をアピールしてるんやろか・・・
「これがカレー屋で試合したビデオ?」 興味を示した三四郎だったが
「ほぉぉぉっ・・・」感心しながらも、少しづつ遠ざかってんじゃねえや!

遂に東京初上陸を果たしたマイティ・・・いや、グレート・サンダー!
花道をぎこちなく歩くその姿にメチャクチャ緊張しているのが判る。
サンダーのセコンドにつく為、現われたキラースに歓声が上がる?
2003年・・・おそらく、今までの人生で最良の年となったキラース!
その人気が判っているんだか?判っていないんだか? は不明・・・

対するは昨夜、素顔で世界のTAKAみちのくと対戦したMインベーダー。
昨日のTAKA戦とは違い、今夜はGサンダーを引っ張って行く立場や・・・
引っ張りきれんのか、おい・・・反対に引っ張り込まれない事だけを祈る。

まずは握手を交わして・・・なんちゃってロックアップからエビに丸める。
試合前、威圧されたのもあり、萎縮してしまっている面持ちのサンダー。
慣れない東京での試合、初めての対戦相手というのが原因なのかも?
「サンダーの不甲斐無さだけが心残りでしたね。」 (キラース:後日談)
アンタも、メチャクチャ勘違いしてないかい?思いっきり低いレベルで。
境界線の向こう側住人の叫び声・・・俺には判らない?理解出来ない?

とても文章化不可能なムーブでインベーダーの腕をとるサンダー。
これはビデオを購入して実際に検証して貰うしか伝えようがない?
ビデオを買えば貴方もスッキリ!大会の損失補填で俺もニッコリ!
業を煮やしたインベーダーが、サンダーの顔面にキックを数発・・・
ひっくり返った亀状態のサンダーに足を乗せ、3カウント・フォール。
僅か29秒・・・サンダーの、ちょっとほろ苦い首都デビュー戦だった。

「ええ〜っ!」とブーイングを浴びせながらも満足気な(?)観客達。
満足したんやろなぁ?満足してるはずや、きっと・・・そう思いたい。
サンダーの健闘を称える・・・称えてるんやろなぁ?インベーダー。
いや、良かったよ!俺にとっては、昨夜のTAKA戦よりもずっと・・・
観客の求めるモノを理解してるのか?ただ喋りたいだけなのか?
本部席に手を伸ばして、マイクを持って来いと要求するサンダー。

「え〜、リ、リ、リングの上で試合をするのは、ハ、ハ、初めてなので・・・」
なんという衝撃発言なんや・・・やっぱり、アンタは向こう側の住人やで!
「また機会がありましたら、ト、ト、東京で試合をしてみたいと思います!」
機会があればって・・・そんな機会を作る酔狂な奴は俺以外に居らんで。
多分、もう無いやろなぁ?それともDDTで招聘してみる勇気は・・・ある?
まずは門限があるから、親爺さんを誤魔化すとこから始めなアカンよ・・・
隠れスケベやから、お姉ちゃんをあてがえばホイホイ来るようにも思う?

控え室でインタビューを受けるサンダー・・・・イキナリの素顔かい!
ネガティブな気持ちでしか答えないのが向こう側のルールらしい?
サンダーのリングシューズの紐をほどく健気なキラースに萌え〜♪
よく頑張ったぞ、サンダー!ツカミはOK!GOOD JOBやで・・・・?
観客のうち何人かは、アンタ達の世界に引き摺り込めたと思うで!
第0試合(Gサンダーが上京して来た為、試合成立)=4/1
マスクド・インベーダー(0:29 体固め)グレート・サンダー

第0試合も無事に終わり・・・・ここで全試合の対戦カードが発表される。
第1試合からセミまでは、ブレーメンの名調子(?)が館内に響き渡る!
「そして本日のメインイベントは60分1本勝負・・・」 ウンウン、フムフム
「ウルトラマンロビン、加藤拳、奥村建人、ホワイトマスク・・・」 ええっ!
「黒田哲広、佐野直、バンジー高田、スペースキラースで行われます!」
おいおい、ブレーメン・・・サプライズを先に発表してどないすんねん?
アンタって奴は・・・なんてファンキーで素晴らしいリングアナなんだぁ!
俺って男は、こんなナイスなスタッフに囲まれて興行を打ってたのか?
慌てて回りを見回すが、観客もイマイチ状況が把握出来てないようや。
関係者一同、何事も無かったかのように・・・大会進行に心血を注いだ。

いつもと違う振り付けで(?)パラパラを踊りながら、くまさんが登場。
誰がなんと言っても、これはパラパラくまさんそのものなのである!
手袋を忘れていても、これはパラパラくまさんそのものなのである!
中身が誰であろうが、これはパラパラくまさんそのものなのである!
プチ・ブレイクから大きな渦を巻き起こす存在へ・・・キラース登場。
果たしてキラース・バブルは何時まで続くのか・・・・崩壊の時期は?
そして裁くレフリーは勿論この人・・・ザ・マイティ@あちら側の住人。

UWFルールで行われたこの試合、キラースもそれなりの構えを・・・
余談になるが控え室でキラースを相手に試合の流れやルール等を
説明・理解さすのに、かなりの労力を費やしたのは言うまでもない!
一言説明すれば全てを理解してくれた、くまさんのハイキック炸裂!
打撃の後に関節技を使い、UWFっぽくキラースを追い込んで行く。
しかし・・・フォール・カウントを数えながら、マットを叩くザ・マイティ。
しまった、マイティに説明するのをコロッと忘れてしもてやんかいさ!

結局そのまま羽根折り固めでタップしたキラース・・・まさかの秒殺?
「ええ〜っ!」ブーイングを飛ばすお客さん!なんで笑ってんねん?
この試合は厳格なUWFルールなんやでぇ!こんな事もあらぁな・・・
UWFルール=30/1 パラパラくまさん(0:54 羽根折り固め)スペース・キラース

マイティにくまさんが詰め寄ると・・・「延長!延長!」マイティが叫び出す。
アンタ、なんで延長するかぐらいはお客さんに説明せなアカンやないの?
キラースも詰め寄って抗議をするが・・・「延長!延長!」とにかく延長や。
久々に、この合言葉をミンナで高らかに叫ぼう! 【マイティだけはガチ!】

延長戦となっても、グラウンドでキラースを圧倒して行くくまさん。
しかし相変わらず・・・フォール・カウントを取りに行くザ・マイティ?
【やっぱりマイティだけはガチ!】 【どう見てもマイティだけは神!】
境界線の向こう側で、グリーンカードを取得しているんやろかね?

業を煮やしたくまさんがマイティに耳打ちして説明を始める。
オラァ、明日の朝まで説明しても理解出来ないに1000点!

ねちっこいと言うたらええのか?なんちゃってグラウンドの攻防が続く。
ロープにエスケープするキラース・・・おおっ、UWFらしくなって来たぞ!
UWFルールを裁く「ピュアハートTシャツ」を着たマイティに萌え〜っ♪
まあ、ええように言うたら確かに「ピュアハート」の持ち主ではあるかな。
悪いように言うたなら・・・それは俺の口からは言えん!絶対、言えん!
アンタ等もキッチリ判ってるクセに、俺の口から言わすんじゃねえや!

キラースの蝿が止まるような(?)ハイキックでダウンするくまさん。
何故か?ダウン・カウントを数えない厳格なレフリングのマイティ。
マイティにとって「ダウンの定義」とは・・・一体、なんなんやろか?
これはルール問題までもを我々に考えさせるというメッセージか。
あちら側とこちら側の常識に、ここまでの隔たりがあるとはなぁ・・・

ダウンの状態から飛び起きようとしたくまさんの首がもげた!
しかし誰がなんと言おうが・・・・パラパラくまさんなのである!

「こりゃあ大変だぁ!」慌てふためいてリング内を走り回るマイティ。
両手を大きく広げながら、お客さんの目を自分に惹きつけている。
「見るな!」と言ってんのだか? 「今の無し!」と言ってんのだか?
凡人の俺には理解不能だが、とにかく大変な事が起こったらしい?
いやぁ、この行動を文章にするってえのは・・・ホンマ難しいもんや。
これを読んでる皆さんにはビデオを見て検証する事をお薦めする。
ビデオ有るよ・・・FUCK!無頼怒1のビデオ予約受け付け中だよ。
おおっ、何と言うグッド・タイミングや・・・こりゃあ今すぐ買わなきゃ!

くまさんの首を直すのは、輪をかけて律儀なキラース。
優しいって言うのか? 几帳面な性格って言うべきか?
あのぉ、一応試合中なんですけど・・・UWFルールで?

恩を仇で返すような魔性のスリーパーを極めるくまさん。
このまま朽ち果ててしまうのか?キラース最大のピンチ。

しかし蝉が鳴く・・・いや、蝿が止まるようなキックで反撃するキラース。
しかも今回は連射砲や!蝿が集団で寄って来ては、止まっているぞ?
今度は「ダウンの定義」に適ったのか?カウントを取るマイティだった。

「大丈夫か?」KO寸前のくまさんを気遣うマイティ・・・「ファイト!」
おいおい・・・ここは、いつもの「頑張れ!」のはずじゃないんかい?
ちょっと東京へ出て来たからって・・・・気取っちゃたりなんかして?
昨日の国際プロレスに続いて、ちょっと余所行きのマイティでした。
さらに掌打の乱れ打ちを放ち、くまさんを追い込んで行くキラース。

ここが勝機と感じた?キラースは、くまさんの両足をムンズと掴み。
右足を差し込んで、しばし少考・・・なんや?フェイントやったんか?
左足を差し込んで、しばし少考・・・・またまた、フェイントなんかい?
今度は差し込んだ左足を抜いて少考・・・・お前は何をしたいんや!
結局、逆エビ固めを極めた・・・ほな最初から、チャッチャとせいや!

アキレス腱固めまでもを披露して見せた、この日は一味違うキラース。
飛騨山中に篭る事拾余年、これぞ伝家の蟹挟み・・・じゃないよなぁ?
「はずせるものなら、はずしてみるがよかろうぞ!ファッ、ハッハ〜!」
昔懐かしい池乃めだかネタですわ・・・覚えてる人はおりまっかいな?

試合時間が7分(中途半端やなぁ?)を経過した、その時・・・
突如、くまさんに異変が起こる!試合放棄か?KOなのか?
エプロンサイドでロープを掴んでピクリとも動かないくまさん。

呆然と立ち尽くしながら、くまさんの異変を見つめるキラース。
くまさんを気遣いながらも・・・何故か?にやけた顔のマイティ。
アンタ、会場まで来たなら来たで嬉しそうに遊んで帰るくせに
来るまでは絶対にネガティブな返事しかせえへんもんなぁ・・・
「明日面接を受けた合否の結果次第で、また就職活動が・・・」
「体力的に少しキツイので、ちょっと今回は厳しいっすね・・・・」
それが試合前日まで続くんやから・・・たまったもんじゃないで。
泣かさんように気遣いしてる、こっちの気持ちも察してくれよ!

「酸欠!酸欠!」そうか、そんなオチやったんか!俺も知らなんだ?
まあ間違い無く、くまさんの中身が考え出したオチやったんやろなぁ。
どう贔屓目に考えてもアンタ等2人が考え出したとは思われへんわ。
俺はこの試合の影のMVPとして・・・くまさんに対し拍手を贈りたい!
この2人を相手に廻して、よくもここまで試合を引っ張ってくれました。
こりゃあ、相手を光らせる天才と謳われている藤波でも出来へんよ?
自分は脇に回って見事にキラースとマイティの天然素材を光らせる。
ん〜、GOOD JOB!これこそまさに職人芸と言えるんじゃないかな?

「初めてUWFルールで闘ったんですが、ちょっと練習不足で・・・」
いやいや、アンタは200%目一杯の実力を出し切ってたと思うで!
くまさんにキチンと御礼を言うときや!アンタの後ろで居てるから。
カメラを向けると・・・酸欠でマイティに介抱されるくまさんの姿が?
さっきまでピンピンしとったやん!しかしアンタも芸が細かいねぇ!
延長戦=時間無制限/1 スペース・キラース(7:22 酸欠)パラパラくまさん
高木三四郎をも唸らせたプロレス界の最終兵器、天然素材2人組。
DDTのOK!REVOLUTIONとの電波系対決を打診してみたところ・・・
「いや、OK!が泡を食ってしまって、試合が成立しないでしょう。」
世はまさに天然の時代・・・しかしこの観客の少なさはなんなんだ!
養殖SIDEへと進んでみる
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