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PART−3 狂乱の宴 【前編】
宇宙的空間 vs 異次元空間・・・夢のSF対決


  

中田社長率いるNMの死神と蜂須、GENTAROと談笑するDDT坂井。
駐車禁止【ガチ】通報体験を興奮しながらも嬉しそうに語る高木三四郎。
そして先程のブシドー、ケン片谷と・・・そうそうたる面子が集まって来た。
みんな何を期待して見に来てるんやろか・・・ロビンちゃん? キラース?
「好きもの」と呼ぶべきなのか?「壊れかけ・・・」と呼んだらええんだか?



まさに会場を歩けばレスラーに当る状態か?ある意味、凄まじいね・・・
数少ない観客ゆえ選手密度が非常に高い中、待望のメインが始まった。
ブレーメン大島@今度は間違わんといてや!が高らかに選手をコール。
あのぉ、一応メインは6人タッグとして行われる段取りですんでヨロシク。
別にノビノビとしてくれんのはええけど・・・ちょっとは緊張感も持ってね?



まずは、いつものテーマ曲、いつもの握手攻撃でウルトラマンロビン入場。
大会開催にあたって、数々のワガママと諸問題を提供してくれたロビン・・・
誰とは試合すんのが嫌だとか・・・・独断で選手を招聘してくれたりとか・・・
こちらの意図を理解してくれず、自分勝手な解釈で応えてくれて有難うね。
試合開始も迫った2時間前まで、アンタの宇宙的常識に振り回されたなぁ。
アンタには苦労させられたよ、まずは地球の一般常識からお願いします!

  

黒田の入場テーマ曲が無い?流石FUCK!、最後までやってくれるわ。
バンジー高田のテーマ曲に乗って、黒田、佐野、バンジー高田が登場!
そもそも、ここで「何でダークフェイサーじゃないねん!」との疑問が湧く。
いや、湧いてるのは俺だけ?お客さんは気にもなってないみたいやね?
これで一悶着、二悶着・・・流石に温厚な俺もブチ切れてしまいましたわ。
SGP側の都合は仕方ない事やけど、キッチリと報告してくんなきゃあ・・・
試合前にスタッフが教えてくれなかったら・・・メインが始まるその時まで
俺は「ダークフェイサーが登場して来る」と思ったままの状態やったで・・・
アンタやっぱり、まずは地球の一般常識の勉強から始めんならんなぁ?

 

自分の許容範囲の低限一杯で出場を受諾してくれたであろう黒田。
しかし、この直後・・・レスラーとしての幅をさらに広げる破目となる。
勿論、思いっきり・・・とことんまで下の方の幅になるんやけどね・・・
いやぁ、黒田にとっては悪い事をしちゃったのかもしれへんけどね。

  

「あっ、キラースだ!キラースが来た!」騒然と笑いに包まれた会場。
その手には、ロビンちゃんに向けられた「挑戦状」が持たれているぞ!
これは幻に終ったBI対決を凌ぐ(?)夢の対決、実現の前フリなのか?
慣れない音の出るマイクもなんのその!いつもの口調でキラース節。

 

イキナリ、挑戦状を取り出しては・・・リング上で紙芸を始めるキラース。
キラースの世界に入って行けず(?)放置プレイで手持ち無沙汰の6人。
余裕のポーズで、こっち側の住人っぽく振舞うロビンちゃん@あっち側。
知らんぷりで奥に引っ込んだ黒田、俺は何故こんなとこに居るのか・・・
さぞやオファーを受けたのを後悔し捲り、自己嫌悪に陥った事やろう?

  

そんな【場の空気】がキラースに読めるはずもなく「くまさんで〜す!」
さらに次の紙芸へと移行・・・制止するレフリー無視でハサミを走らす。
レフリー、5カウントを数えろ!これは立派に反則の対象となるやろ!
リング上では通用しても一般社会の常識という点では反則負けだぁ!
社会生活を営む上で、やっていい反則と悪い反則があるはずだろう!

  

やっぱり【場の空気】など読めるはずのないキラースは「ロビンだぁ!」
「お前なんか、こうしてやるよぉ!」丸めてロビンちゃんに投げ付けた。
おおっ、これはキラースにしてはメッチャ強気な行動に出たもんやな。
同じ匂いを発するロビンちゃんを舐めてかかってる、と言う事なのか?
これは多分、悪の司令塔・佐野直に命じられての行動なんやろなぁ?
この後の成り行きを心配そうに、キラースの顔を覗き込む黒田だった。



「ちょっと待ったぁ!」SGP側からは、なにやらクレームが?
こんどは何や! まだ何か俺にいたらんとこがあんのかい!
試合直前まで、ワガママで俺を困らすと言うのか? SGP!

  

「あっ、あそこに誰か居るぞ!」なんや?キンタローでも居んのかい?
指差す先には・・・いつの間にか売店に忍び込んでるホワイトマスク!
ブルーエンジェルとジャンケンした結果、メインに加わる事となった?
そうか、そういう仕込みが組まれてたんかい・・・俺も全く知らなんだ?

  

そんなドラマの真っ只中、【場の空気】の読めないキラースはGENTAROを挑発。
これも悪の司令塔・佐野直から命じられたであろう事は、安易に想像出来るわ。
また、その挑発に乗ってしまったGENTARO@アンタも好きね?がリングに向う。
「今日の為にDDTを止めてフリーとなったのか!」 観客からも大声援が飛ぶ!

  

多分GENTAROはキラースを懐柔、5対4の図式を作りたかったと思うんやけど
【場の空気】が読めるはずのないキラースは、GENTAROを突き飛ばして行く。
おいおい、悪の司令塔・・・キッチリ、キラースに説明をしたってくれなアカンよ。
【場の空気】が読めるGENTAROは方向転換、キラースとの対立図式に変更。

  

ここでキラースは腹部にパンチを一閃!コーナーまで吹っ飛ぶGENTARO。
えらいねGENちゃんは・・・キラース相手にもキッチリとセールしてみせる?
これこそ、仕事の出来る男の【プロの凄味】っちゅうもんじゃあなかろうか?
キラースが放ったパンチの破壊力に威圧されたのか?どうかは知らんけど
リング下に回避して、この事態の成り行きを見守るロビンちゃんが笑える?

  

リング上全ての出来事から、現実逃避するかのように背を向けている黒田。
「俺は最高・・・俺は最高・・・最高なんだよぉ!」自責の念にかられている?
この翌日にはトム・ハワードと対戦・・・負けてしまったのは言うまでもない!
大人のセールを終えたGENTAROはキラースを激励、気合いの筈を入れる。
ここでスイートチンを出さなかったのは正確な判断だったと言えるだろう・・・
なんせ【場の空気】つーものが全く読む事が出来ないキラース相手である。
ちゃんとセールしてくれるかどうかは不明?立ったままでいる可能性大や!
いやぁ、思わぬサプライズをおおきに・・・この模様はGENTAROコラムにて。
ギャラはでないけども・・・感謝の気持ちだけは10万円分位、受け取ってや?
GENちゃんのデビュー戦(?)の相手には是非共、キラースを選んでやってな。

  

まだ試合は始まってないんかい・・・ここまでで、もうお腹一杯になったやろ!
ここで興行を終了しても、お客さんは満足感を胸に家路についたやろにね?
いやいや、「本番はこれからだ!」やで!まだまだ、こんなもんじゃあないよ。
今まさに黒田をトラウマの渦に叩き込んだ、狂乱の宴が始まろうとしていた。

  

開始早々、場外戦に雪崩込んだ6選手・・・(残り二人は何してんねん?)
加藤拳とバンジーの相思相愛@怪しい関係?は延々と激しくやりあう・・・
もう判った、手の合うのは判ったから・・・椅子を潰すのだけは止めてくれ!
おそらく、このアングルを考えついた張本人佐野はホワイトマスクと徘徊。
何気に楽しそうな顔をしているのが印象的やった・・・何をしでかす気や。

  

黒田がチョイスした相手は奥村・・・SAMURAIカメラを意識したのか?
ロビンやキラースとのツーショットを意図的に避けていたのかもね・・・
誰を相手する事よりも、ZERO-ONE関係者に見られるのが一番恐い?
「インディのお仕事」や観戦記ではモザイクかけて欲しい気分やろね。

  

さて場外戦から取り残された・・・つーか、二人を闘わせる策略が成功。
ここにSGP総帥ウルトラマンロビンと元YMBキラースの対戦が実現!
どちらが強そうに見えるかのは? 個人各々の判断に委ねるとして・・・・
遠慮気味にペチン・チョップを、ロビンの胸板に入れるキラースに対して
激しい(あくまでキラースと比べてね)チョップを叩き返して行くロビン!
おおっ、ロビンちゃんの横綱相撲なんてちょっと見られるもんやないぞ。
客席からは「夢を有難う!」の声が・・・「いい勝負だ!」もあったなぁ・・・

  

逆エビを極めながらピースサイン・・・腕を固めながらはウルトラポーズ。
キラースが格下である事をアピールする涙ぐましい努力の跡が見える。
「例え周囲のミンナがどう思っていようが、僕の方が格上なんだよぉ!」
虚勢を張って強がるロビンちゃん、これを【五十歩百歩】と言うんやで!
いや【目糞、鼻糞を笑う】が正解かな・・・・いやぁ、ホンマに夢を有難う!

  

アンタ等二人、まだやりおうてんのかい!椅子だけは潰さんといてな。
おいおい、キラース・・・アンタもそんなとこを潜って何をしてんねん?
マイティでも探してんのか?マイティなら、さっき菖蒲池に帰ったよ・・・

  

黒田に対して一矢報いた奥村だったが、やはり敵陣に捕まってしまう。
コーナーからは兄弟子加藤の激が飛ぶ「奥、帰って来い!やり返せ!」
これは俺個人的な意見やけど・・・ちょっと言葉が童貞っぽくないかい?
女子プロレスの新人選手が先輩から声を出せって言われてるような?
俺個人としては、聞いてると何か小恥かしくなってしまうんですけどね。

  

どさくさに紛れてキラースも奥村に、ちょこっと足を出したりなんかして。
キラースを相手にした時は、技の制限をしいられ己の技量を問われる?
「一流のレスラーはホウキを相手にでも、試合を成立さす事が出来る。」
誰が言った言葉やったかは忘れたけど、これこそが超一流の証明か・・・
ホワイトにチョップを叩き込まれ、ドロップキックで反撃するも・・・自爆?
そんなキラースを相手するより、ホウキの方がどんなに楽な事やろに。

  

キラースはさておいて・・・チームワークで試合を優勢に進める黒田組。
普通はSGP(+ホワイト)がチームワークで勝らなアカンのやけどね・・・
はっきり言って、総帥と加藤・奥村の亀裂は修復不可能みたいですわ?

  

「おい膝だ、膝を出せ!」キラースに指令を送る悪のお茶の水博士・佐野。
指令を受けたキラースは腕を出す・・・「それは肘やないかい、膝だって!」
続いて考え込んだキラース・・・右膝を出すべきか?左膝を出すべきか?
これは佐野が悪いでぇ!なんせキラース相手に指示を出すんやからさ?
「左膝を90度の角度に曲げ、セカンドロープの上に出した態勢でステイ!」
ここまで正確に伝えてやんなきゃあ、キラースに理解はして貰えないよ?
そんなキラースをフォローするかのように、バンジーが左膝を差し出した。
隣に居る黒田の顔付きが、段々険しくなって行くのが手に取るように判る。
「俺は最高・・・俺は最高・・・最高なんだよぉ!」 再び自責の念が渦巻く?



おそらく黒田が一番嫌がるショットがこれではないか?
いやいや、なかなか似合いのタッグチームやと思うよ。
俺等にとっては【最高】のツーショットなんやけどなぁ?

  

怒ってみたり、笑ったり、時には泣いてみたりと・・・情緒不安定となる黒田。
同じチームにいながらして、ここまでも黒田を追い込んでしまうキラース・・・
別のある意味では【凄玉レスラー】だと・・・・言えなくもないような気もする?
キラース本人がこの珍現象を感じ取れているかどうかは定かではないが?
その一挙手一投足に過剰な反応を示す観客に、まさにバブル人気絶頂期!
普通のプロレス会場はともかくとして・・・ここでの主役は完全にキラースだ!

  

黒田の十八番「もういっちょう!」ムーブも、キッチリとキラースが引き継ぐ。
これも多分、悪の司令塔・佐野直に命じられてしゃしゃり出た事なんやろ?
素直って言ったらいいんだか・・・・自分のやってる事が判っているんだか?
ただ本人は、いたって真面目も大真面目!一生懸命やっているんですよ。
人より少々、天然がキツイだけで・・・それが長所でもあり短所でもありか?

「紙のプロレス」6月25日発売号に大会の模様が掲載されたんやけど。
ひとつだけ(他はアカンのかい?)素晴らしい事が書いてあったねえ・・・
黒田の十八番ムーブに「もういっちょう!」と喜んで叫ぶ三四郎に向って
「そんなに楽しんでるなら入場料ぐらいは払ってやれよ!」とのツッコミ。
禿しく同意やけど・・・出来るなら、ツッコミ入れてるアンタ等も払ってや!
保険金殺人で騒がせた埼玉の金融業者みたいに有料取材もアリかな?

  

おいおいキラース、調子に乗って?「もういっちょう!」やってんじゃねえや!
目の前で行われている悪夢・・・まさしく黒田にとっては悪夢と言えるのかも。
その非日常的な光景を呆然と見つめながら・・・ただ、ただ、笑うしかない・・・
いやぁ、ホンマに黒田にとっては悪い事をしてしまったのかもしれへんなぁ?
大人の態度で笑って済ましてくれてはいるけど、腹の中では怒り心頭やろね。
それを顔に微塵も出さんと、仕事をキッチリとこなしてくれた事には脱帽や!
今更ながらやけど、アンタもやっぱり立派な【プロ】やね。感謝してまっせぇ!
この日来場のお客さんは、結して黒田が居た事を漏らさないように頼むよ・・・
特にZERO-ONE関係者だけには、絶対に黒田が出た事を言うたらアカンよ!
けど「本番はまだまだこれからだぁ!」もうちょっとの間だけ辛抱しといてね?

キラースが流した悔し涙の意味とは何か?
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