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会場入りから、すでに試合は始まっている

朝一番で会場入りして来たのはキラース&マイティの御馴染み天然コンビ。
おおっ、今回は何時になく気合いが入ってるやん?世紀の対決やもんなぁ。
実践さながらの激しい・・・激しい・・・禿笑?スパーリングで体を暖めて行く。
二人のスパーリングを見ていると8月3日の激闘が脳裏に浮かんで来る・・・
まあ、あの時のムーブと全く同じやから・・・当然と言えば当然なんやけどね。
レパートリーの乏しさというのか?これだけ、引き出しの少ないムーブだけで
常連客をあれだけ沸かせられのも・・・ある意味では【凄味】と言えるような?

レフェリーを務めていたOCも興奮気味?突如マイティに挑んで行った。
マイティの首を極めに行くも、すぐに切返されて逆十字に堪らずタップ!
「秒殺や!秒殺や!アハハハハ!」笑い転げる俺に照れ臭そうなOC。
一般人とプロ(?)レスラーの違いを見せてくれたマイティ・・・流石やね?
この二人が姿を現せた時点から俺にとってのFUCK!は始まっている。

続いて門尾と吹本も実践さながらのスパーリングで汗を流す。
仲間に入りたそうな表情のマイティは二人の周りをウロチョロ。
菖蒲池幼稚園年長組の岩切です!御友達からお願いします。

そうかと思うと・・・三人が雁首揃えてのマッチメーク会議が始まった。
「マイティが泉州力とのシングルは、練習不足で嫌だと言ってるから
泉州力&くまさん組 対 サンダ―&TOM組に変更お願いします。」
いやぁ、俺はそれでもええけど・・・泉州力本人に聞いてみてくれる?
「こんな機会は無いんでMWGPにロビンさんを挑戦させて下さい。」
いやぁ、それはちょっと・・・難しいと言うよりもロビンが呑まんでしょ!
アンタ等は自分の物差しで好き勝手なマッチメークを考えてるけど?
それを調整して行かんならん俺の気苦労も、ちょっとは判ってくれよ。
無茶ばかり言われても・・・ちょっと嶋村さん、何とか言ってやってよ。
「門尾さんにくまさんを着て貰って、大型くまさんでお願いします!」
おいおい、JET!コチラ側だと思っていたアンタまで・・・あぼ〜ん!

世紀の対決を煽るサムライお姉さんは、名古屋の英雄にインタビュー。
「今日はキラースのプロレスに対する信念を確かめる為に来ました。」
う〜ん、信じた我が道を進んでいるかどうかを確かめたいんやなぁ・・・
格上意識を随所にチラつかす、ロビンのインタビューに意地が見えた。
「勝つのは、もう判っているんでね・・・」おおっ、凄い自信と言うのか?
ブックばらしとでも言ったらええのか?とにかく凄い事ですよ、アンタ!

ロビン・インタビューを終えると、フッとほくそ笑んだサムライお姉さん。
何かオカシかったですか?笑いを堪えるのに必死だったんですかぁ?
アンタもここへ来たからには覚悟を決めて貰わんと・・・イジリまっせぇ!

続いては、もう一方の雄であるキラースに試合前のインタビューを依頼。
ちょっと御機嫌斜めなのか?緊張してるのか? 「いや僕はいいです!」
アンタ贅沢やな?サムライのインタビューなんか、してくれって頼んでも
そないそない、してくれるもんやおまへんでぇ!お姉さんが困ってるよ?
その光景を横でガウンを着ては、羨ましそうにジ〜ッと眺めるマイティ・・・
「ボクは何時でもスタンバイOKです!」って言いたかったんちゃうかな?
折角、女の御友達を作れるチャンスやったのにね?頑張れば報われる!

「仕方無いですねぇ・・・」アンタ、そないに勿体つける程の大物なんかい!
マスクを被りながら「ここは撮らないで!」とお姉さんと俺に指示を出す・・・
お姉さん、アンタも横を向いちゃったりなんかして・・・・意外と素直だねぇ?
恥かしがる子供の着替えに立ち会う、保母さんになったような気分でしょ?
世紀の大一番!やっぱり、もうすでに試合は始まっているのかもしれない。

「東京で一度、対戦してるので・・・」いつものキラース節でロビンを語る。
ロビンがキラースの信念を評価していると、お姉さんに聞かされると・・・
「そう言って貰えると光栄です!」と、アクマで謙虚なキラースであった!
両者のインタビューを聞いていると、否応なしに緊張感が高まって来る?
んなわきゃ、ねーだろぉ!違う意味での期待感は高まって来てるけども。
「ふぅ〜っ、やってらんねぇよ・・・」ちょっとふて腐れるキラースであった。

ここで吹本が業界の大先輩であるロビンにコルバタ教室開催をせがむ。
百の理論よりは一回の実践とばかりに、ロープに向って走り出すロビン。
手を広げて構える吹本・・・まだまだ、まずはそれを潜り抜けてからやで。
そしてロビンが天高く飛んで、吹本の首に己の両足をガッチリとフック!

ロビンの両足をしっかりと受け止めては、見事にクルッと回転する吹本。
勿論、派手に吹っ飛んでみせる事も忘れない・・・一世一代のセールや。
起き上がったロビンは開口一番! 「巧いよキミィ!柔らかいよぉぉぉ!」
この瞬間・・・ロビンのオキニ・リストの筆頭に名を連ねた吹本であった!

「いやぁ、本当に巧いよ!キミィ・・・○藤なんかより、ずっとやり易いよ!」
場末の錆びれた風俗で思いがけず金星に当ったかのように喜ぶロビン。
「もう一丁、行こうか!」自ら吹本を招き入れて再びロープに走り出した。

初めて受けた時よりも、さらに柔らかく派手にセールをしてみせた吹本。
「いやぁ、ホントいい!凄くやり易いもんね。」胸一杯に感動するロビン。
受けに廻った時の吹本の凄味というか・・・非凡なセンスが証明された。

「吹本君、どうも有難う!」思わず駈け寄り両手で握手を求めるロビン。
判ってるやろと思うけど・・・両手で握手ってえのは最大級の賛辞やで。
そうそう、ちゃんと両手で握り返してね!【礼を尽くして礼に終る】やで。
吹本とジョッバー花山車の表情が、ロビンの喜び振りを現わしている?

「吹本君は本当に巧いよね・・・ねっ、門尾さん・・・えっ、何?やるの?」
何を刺激されたんだか?遂に仁王像が動いた、コルバタに挑戦だぁ!
まずは入念なレクチャーから・・・何度もシュミレーションしてみる門尾。
「マジするの?」ちょっとビビリ気味で、腰が引けているロビンであった。

そして、いよいよ・・・門尾信彦・3●歳、初めてのコルバタ体験!
「マジ?今度にしない?ダメ?じゃあ行くよ・・・門尾さん頼むね!」
御馴染みのムーブでロビンが走り、門尾の頭を両足でフックする。
クルッと・・・クルッと・・・クルッと・・・もう一息、あと一息、ヨイショ!
いやぁ、まさに手に汗握る攻防だぁ! 緊張感で張り裂けそうや?

態勢が崩れロビンを押し潰しそうになりながらも、回転する門尾。
「ああ恐かった・・・」後に、その恐怖体験を赤裸々に語ったロビン。
しかし初めてのコルバタ体験に満更でもない表情を見せる門尾。
「いやぁ、癖になりそうっすわ!」 笑顔をみせながら上機嫌や・・・

「えっ、何?もう一回、やるの?」嫌がるロビンの手を握る門尾。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってよぉ!」強引にロープに振った!
「あ〜れ〜っ!」叫びながらもコルバタの態勢に入ってしまう・・・
コルバタ一筋、十数年!ドップリと染み付いているムーブだけに
無意識のうちに体が反応してしまうのであろう・・・悲しい性や?

何時もよりシッカリしがみついているロビン・・・ちょっとビビリ気味?
腰に手を廻し変形パイルドライバーに切り返そうというのか?門尾。
危ない!危ない!マジに危険な香りが充満しまくりよ、いやホンマ!
ロビン vs 門尾の危険な対決が実現する日は来るのであろうか・・・

「うぉぉ!」自己嫌悪している(フリ?)なのか?頭を抱え込み苦悩する。
そんな門尾の姿を見るに見かねたロビンが、優しく声をかけていた・・・
「大丈夫だよ!ほとんど出来ているから・・・あとは練習するだけだよ。」
そして・・・ロビンによる【コルバタ教室】が臨時開校されたのであった?
「こうして、こう持って、こうクルッと廻るんだよ・・・門尾さん、判った?」
しかし・・・実践練習は2度とするまいと心に誓ったロビンなのであった。

「いや、吹本君・・・本当に巧いね!」何回、同じ台詞を言うてんねん?
このボキャブラリーの乏しさが、ウルトラマンロビンの持ち味でもある。
「大丈夫だよ、門尾さん!練習すれば必ずマスター出来るからさぁ!」
門尾信彦がコルバタで宙を舞う日は、そう遠くはないのかもしれない?
「ロビンさん、マスター出来るまで特訓に付き合って下さい!押忍!」
一瞬ピクリと立ち止まったが・・・聞こえないフリをしたロビンであった。

開場時間つーより・・・開始時間が過ぎてもマイペースのキラース。
試合中もチラチラ気になる程、大事なビデオカメラの設置に夢中。
表で待つ観客から「トイレだけでも貸してくれ。」と言われてもNO!
マスクマンが正体を明かす訳にはいかない・・・・が持論やもんな?
その割には素顔のまま平気でうろつく、気まぐれ屋なんやけどね!

地獄のコルバタ特訓はしないけど・・・ボディアタックなら平気だもんね。
「いやぁ、このリング・・・なんか凄くやり易いなぁ! 飛び易いもんね!」
おいおい、アンタって・・・ホンマにボキャブラリーが乏しいみたいやね。
「このリングは各ロープが、ちょっとずつ低いからじゃないのかなぁ・・・」
俺もまた黙っておけばいいのに、余計な事をついつい口走ったりして。

そんな俺の戯言が聞こえたのか?聞こえなかったのか?は知らないが
オキニの吹本を再び呼び込んでは十八番の腕の取り合いを伝授する。
伝授というか・・・・乏しいムーブのボキャブラリーに合わせられるのかを
確認していた・・・んやろと思うで? 少なくとも俺には、そう感じられた?

「だからボクは、この業界で十数年やって来て・・・どーたらこーたら・・・」
業界の先輩としてのウンチク・・・いや、奥深さを吹本に説法するロビン。
吹本がまた素直に聞くもんやから、話はだんだんとエスカレート気味?
あぼーん!あぼーん!あぼーん!あぼーん!あぼーん! by 泉州力

「何の世界でも先輩ってえのは尊敬しなきゃ・・・なんたらかんたら・・・」
いやぁ、実に地底のマグマにまで届きそうな奥深く有難いウンチクや?
あぼーん!あぼーん!あぼーん!あぼーん!あぼーん! by 泉州力

「うちのベルト(J2Kヘビー級王座)とWタイトルマッチでもするか?」
「いえいえいえ・・・」左右に手を振る得意なムーブで辞退のマイティ。
ガウン姿でウルトラマンロビンと記念写真を撮ったりもなんかして・・・
各所で、もうすでに闘いのゴングは打ち鳴らされてるみたいやなぁ?
ホンマ、アンタ等は凄いわ!この舞台裏もキッチリと銭を取れんで!
次回は5000円ぐらいの木戸銭を取って損失補填でもやったろか・・・
すでに一興行観戦分の体力を消耗しながら第1試合へ進む
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